(第43回大分国際車いすマラソンを走る土田和歌子(写真奥)
今夏のパリで夏季7大会連続パラリンピック出場を果たした土田和歌子は、走り続けられる理由について、「1戦1戦真剣勝負をすることで、新たな課題であったり、探求心が生まれてくるのが大きいと思います」と話した。
第43回大分国際車いすマラソンの前日11月16日に開催された有力選手記者会見。
登壇した土田は、「パリ・パラリンピックを終えて、まだ、エネルギーが有り余っており、再び走り始めたところです」と説明。パラリンピックの後の練習量は少し落ちているものの、現状の力試しで走ってみたいと抱負を述べた。
今年で50歳。
パリ・パラリンピックという大舞台を終えた後も、走ることは続けている。
その根源にあるのは、探求心。
レースを走る度に課題を見つけ、それに向き合うことを楽しんでいる。
(11月16日、第43回大分国際車いすマラソン前日に行われた記者会見で話す土田)
◆土田和歌子(車いすT54クラス、1974年10月15日生)
パラリンピックは、1994年のリレハンメル、1998年の長野の冬季大会にアイススレッジスピードレースに出場。その後、陸上競技に転向。2000年のシドニーから2004年のアテネ、3008年の北京、2012年のロンドン、2016年のリオ、2021年の東京、2024年パリまで7大会連続で出場している。アテネ大会では5000mで金メダルを獲得。東京大会はトライアスロンに出場している。
(取材・撮影:河原レイカ)